断捨離の対象になったギター

どんなに大切に使っていた物や、肌身離さず身に付けていた物でも、いつかは情熱が冷めて思い出へ変わっていきます。やがてそれらは無情にも断捨離の対象になることもあるでしょう。

私は学生時代、バンド活動をしていました。
バンドと言っても大層なものではなく、音楽好きの仲間が集まって楽曲のコピーを中心に自己満足で演奏していただけの小さなものです。

私はその中でギターを務めており、バンド活動をしてみようと決まった際に買ったエレキギターがありました。

しかし、学生時代が終わると仲間たちとも散り散りになり、社会人として仕事に奔走する私は、あんなに熱中していたギターに触れることもなくなりました。
そしてギターは徐々に部屋の片隅へと追いやられ、かつてのような存在感は消え失せ、いつしか私はギターの置き場所に頭を抱えるようになりました。

あるとき私は転勤することが決まり、引越しを余儀なくされました。
実家を出て借りていたアパートには持っていったものの、次の引越し先にはギターを持っていく必要がなかったので、引越し資金の捻出のため、その他の物とまとめてリサイクルショップへと持っていくことを決めました。

参考:ギター買取.net

初めて買ったギターなので、一万五千円程度のそんなに高価な物ではありません。むしろギターという括りの中では相当な安物と言えるでしょう。さらに五年ほど使用していたため、買取額は五千円ほどでした。
一応メンテナンスや手入れはしていたため粗悪というような状態ではありませんが、傷や摩耗といったマイナス査定が働き、購入額の三分の一程度でしたが、引越しや新生活の準備に必要な資金が少しでも欲しかった私はそれでも満足です。

今でもたまにギターを弾きたいと思うことはありますが、売却したことに後悔はありません。口ではいくら綺麗事を述べても、我々は生活する上でお金が必要になります。思い出だけでは食べていけませんし、お金が必要ならば物を手放すこともしなければなりません。
思い入れのある物を簡単に手放す行為は、物を大切にする気持ちや愛着心が無いと思われても仕方ないでしょう。それでも、当時の情熱も無くなり、部屋の中で燻っているだけなら、中古でも欲しいという人の手に渡る方が良いのではないでしょうか。

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